パイプライン

NK105 パクリタキセルミセル

Phase III Clinical Trial
Phase I Clinical Trial

一般名パクリタキセルは、卵巣がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がんなどの適応症で世界的に普及している抗がん剤です。「タキサン」と呼ばれるグループに属します。パクリタキセルは、細胞の骨格を形成する微小管という細胞内の繊維に結合します。結合すると細胞は分裂が止まり、やがて死滅します。

水に溶けにくいため、製剤化にはアルコールを基にした特殊な溶媒が使われています。薬物による副作用に加えて、これら溶媒による副作用も生じ、投与時に副作用軽減のための補助薬剤(ステロイド剤、抗ヒスタミン剤及び抗潰瘍剤)を投与するなど医療現場での使いにくさがあります。

ナノキャリアでは、上記市販製剤の欠点を補う新たなミセル化ナノ粒子製剤を見い出しました。当該技術のライセンス契約を日本化薬株式会社と締結し、現在は同社にて臨床試験を進めています。
NK105の乳がんを対象とした第Ⅲ相臨床試験については、ライセンスアウト先の日本化薬株式会社より2017年1月31日に発表された第3四半期業績説明資料に記載の通り、同社にて追加臨床試験を計画中です。