パイプライン

NC-6004 ナノプラチン®

第Ⅲ相臨床試験
第Ⅰ相臨床試験
第Ⅱ相臨床試験 米国・欧州 肺がん、膀胱がん、胆道がん 胆道がん:胆道がん:FDA オーファンドラッグ指定
胆道がん:FDA オーファンドラッグ指定
第Ⅰ相臨床試験

一般名シスプラチンは、その薬効により各領域のがん化学療法の中心的薬剤となっています。「白金製剤」に分類される薬剤です。細胞内のDNAと結合することでDNAの複製をさまたげ、分裂、増殖を抑えて死滅させる作用を持っています。

シスプラチンは高い抗腫瘍効果を持つものの、激しい副作用があることが知られています。最も深刻なものは腎不全などの腎臓機能障害です。腎毒性軽減のために投与の際には長時間にわたる多量の輸液による水分補給(ハイドレーション)が必要なことから患者さんの入院が余儀なくされます。さらに、悪心・嘔吐や食欲不振などの消化器症状もかなり強く現れます。

ナノキャリアでは、シスプラチンの持つこれらの副作用を軽減し、かつ抗腫瘍効果の増強も期待できる新薬の開発を目指し、新規のブロックコポリマーと結合させた新規化合物(NC-6004)を調製しました。その結果、薬物の徐放性、がん組織への蓄積性、腎毒性の軽減及び神経毒性の軽減が認められました。現在、Orient Europharma社とライセンス及び共同開発契約を締結し、同社と共同で臨床試験をアジアで進めています。また国内及び米国での臨床試験を自社にて進めております。
NC-6004の推定構造

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