事業内容

低分子抗がん剤への応用

血流中

薬物を閉じ込めたミセル化ナノ粒子は30-100nmの小さな微粒子を形成します。静脈内に投与されたミセル化ナノ粒子は、血流にのって体内を循環し、長期間にわたり滞留します。
通常の薬物は数時間で代謝されますが、ミセル化ナノ粒子にすることで数日にわたり安全に体内を滞留することが示されています。

がん組織が作る毛細血管は、栄養を取り込むために急激に成長するため、血管壁の構造が荒くなり、150-300nmの隙間があることが知られています。当社のミセル化ナノ粒子はこの隙間を通り抜ける大きさに制御されており、がん組織に集積します。これが、EPR効果と呼ばれる現象です。当社は、この性質を利用し、主に、がん領域での開発を中心として行っています。

EPR効果
がん患部

がん組織にナノサイズの粒子が集積するため、薬を目的の場所に直接大量に運ぶことができます。そのため、正常な組織へのダメージを抑制し、副作用の軽減ができます。抗がん剤の場合には、副作用が少ないため、より多くの薬物を使用することができ、有効性の向上が見込まれると期待されています。